前回は左手指の独立の練習でしたが今回は少し目線を変えて左手の筋力アップについて書いていこうと思います。
バレーコードを押さえられないのはコツをつかんでいないのではなくて、そもそも筋力が足りていないこともあります。
また、指が速く動かないのはそもそも速く動かすための筋力が足りないのかもしれません。
他の基礎練習と平行して筋トレすると良い結果が出ると思いますよ。
(あくまで筋トレは補助的なものですので筋トレだけしてもギターは上手くなりませんのでご注意を!)
目次
オススメの左手の筋トレ
それではオススメの筋トレを紹介していきたいと思います。
今回は結構スポ根魂満載のハードなものが多いと思いますが、
まずは自分のできる範囲で行ってください。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。
筋トレ1 ハンドグリップ
この記事を書くまでは
「手で握ってガチャガチャやるやつ」と呼んでいたのですが、
調べてみると「ハンドグリップ」と呼ぶようです(笑)
これです。

100均で買えますので是非立ち寄った際にはついでに買ってください。
ちなみに筆者Rはダイソーさんで買いました。
当時は10kgと25kgがありましたね。
まずは試しに10kgで一番最後まで握れるか試してみてください。
男性は問題ないと思いますが、女性は利き腕ではない左手だと10kgでも結構キツイ方がいらっしゃるようです。
10kgを1回も握れないようだとバレーコードを押さえる為の筋力不足の可能性があります。
ある程度余分に筋力をつけておいて損は無いので筋トレを取り入れてみてください。
目安は「10kgのグリップがくっつくまで10回握れるかどうか」です。
握力を鍛えるのが目的ですが
バレーコードを押さえるのには人差し指を重点的に鍛えたいですよね。
そんな時はハンドグリップを逆に持ちましょう。

人差し指を鍛えたい場合
こうすることで人差し指を重点的に鍛えることができます。
小指薬指を離して指二本で握るのも試してみてください、10kgでも結構キツイです。
男性は25kgくらいに挑戦してみるといいでしょう。
25kgを握れれば筋力的には全く問題ないと思いますので、
瞬発力を鍛えるためになるべく素早く握るといいと思います。

100均の25kg
ちなみに40kgのハンドグリップも持っていますが、一回握るだけで関節がポキポキなったりするほどハードです。興味のある方は買ってもいいと思いますが実践的ではありません(笑)

40kg めちゃ硬
筋トレ2 グーとパーを繰り返す
地味にキツイです。
肘を伸ばしてグーとパーの繰り返し。

肘を伸ばしてグーにして

素早くパーにする
ハンドグリップは握る方向の筋トレでしたが、これは開く方向の筋トレです。
つまりパーの動きを意識してトレーニングしましょう。
ギターは押さえる方向の力が必要と思われがちですが、実は離す方向の力も必要なんですね。
個人的に「指離れ」と言っていますが、この指離れがスムーズに行えると右手左手のコンビネーションが良くなったり、速弾きが楽になったり、音が綺麗に伸びたりと地味ですが良いことづくめです。
やり方は簡単。
グーとパーを繰り返すだけですが、
さっき書いた通り、パーにするときになるべく速く開く!
これをまずは100回繰り返しましょう。
え?100回なんて簡単?
甘い!!!!
ただのんべんだらりとやるのではなく、もう手が開きません!ってなるくらい全力でやりましょう。
筋トレですからね。そのくらい本気でやらないとあまり効果がありませんよ!
慣れて来たら回数を増やしていきましょう。
最終的に200〜300回くらいできるように鍛えていきましょう。
クラシックギターを弾いている人は右手も必ずやりましょう!
クラシックギターの右手は左手以上に開く方向の瞬発力が重要です。
ラスゲアードや速弾きにいい影響がありますので是非取り入れてみてください。
筋トレ3 1分間トリル
ハンマリングとプリングを素早く繰り返すトリルを1分間続けるこれまた過酷な筋トレです。
筋トレの意味もありますが、指の独立に一役買ってくれるので実は一番オススメの筋トレです(じゃあ最初に出せよ)
これもやり方は簡単。
まずは人差し指と小指のトリル。
人差し指を5フレット、小指を8フレットに置いてトリルをするだけ。

1弦5フレットと8フレットでトリル
え?1分間なんて簡単?
甘い!!!!
ただのんべんだらりとやるのではなく、もう指が動きません!てなるくらいに全力でやりましょう。(既視感)
筋トレですからね。そのくらい本気でやらないと効果がありませんよ!(既視感)
それができたら人差し指と薬指(5フレと7フレ)で1分間。
それが終わったら人差し指と中指(5フレと6フレ)で1分間。
最後に人差し指(5フレ)と開放弦で1分間。(これが結構やりにくい)
計4分間の筋トレです。
なるべくトリルの音質も聴きながらトレーニングしてください。
ハンマリングの音だけが聴こえてきたり、プリングの音しか聴こえてこなかったり・・・とならないように。
(最後のほうは疲れてそんなこと言ってる場合じゃないんですけどね・・・)
結構キツイので間に休憩を入れてトレーニングしましょう。
これは握る方向の瞬発力と開く方向の瞬発力を同時に鍛えられます。
まとめ
・ハンドグリップで握る方向の筋力アップ。人差し指を重点的に。
・グーパーの繰り返しで開く方向の筋力アップ。
・トリルで握る方向、開く方向の瞬発力アップ。
バレーコードの音がしっかり出ない方や、曲の最後でバテてしまう方は一度試してみてください。
以上がオススメの左手の筋トレでした。
参考になれば幸いです。
コメントを残す