クラシックギターの特殊奏法を解説ピチカートやタンボーラ

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クラシックギターの特殊奏法を解説ピチカートやタンボーラなど

今回はクラシックギターの特殊奏法をまとめて書いていきたいと思います。

代表的ものからあまり使わないものまでまとめました。知っておくとどこかで使うかもしれません。一度チャレンジしてみてください。

ラスゲアードはこちらの記事にまとめてありますので参考にしてください。

クラシックギターで使えるラスゲアードの種類についてまとめています。基礎的なところから、フラメンコ流のラスゲアードまで。色々覚えておくと幅が広がります。

ピチカート

右手のひらの付け根部分で弦をミュートした状態で演奏します。

(エレキギターでいうブリッジミュートというやつですね。)

こうすることによって「ボン」という鈍い音が出ます。

音程感がなくなってしまうとミュートしすぎですので少しブリッジ寄りに移動しましょう。

逆にいつもと音があまり変わらないようならネック側でミュートしてみましょう。

色々とポジションを変えて適度に余韻が残るいい音を探してみましょう!

基本的に親指で弾くことになりますが、爪ではなく肉で弾くイメージです。

気をつけたいのが親指はいつでも弦に平行に伸びていること。

1弦を弾くときも6弦を弾くときも手をしっかり移動してフォームを崩さないように気をつけましょう。

楽譜上ではPizz.であらわされます。

ピチカートを使う有名曲は

トゥリーナ作曲のセビーリャ幻想曲(セビリャーナス)やファンダンギーリョなど。

その他ギター合奏の場合などによく使われることがあります。

特殊奏法の中でもよく出てくるテクニックですので必ずできるようにしておきましょう。

タンボーラ

右手親指の側面でブリッジのサドルあたりを叩くと、コツンというパーカッションの音と「ホワーン」という弦が振動する音が出せます。

この時左手はオープンコードなどを押さえておくとコード進行を演奏できます。

うまく演奏するコツは親指で叩いた後にすぐに弦から離すことです。

あたかもスーパーボールが地面に落ちたかのように素早くです。

ドアノブを回すように捻って叩くと少ない力でできます。

タンボーラを使って演奏される曲はバリオス作曲のチリ舞曲クエカがあります。

ソロ曲の中ではあまり出てきませんができるようにしておくといいでしょう。

ギター合奏では比較的出てくるテクニックです。

タバレット

タバレットは小太鼓のような音を出すことができる特殊奏法です。

7フレットあたりで6弦を持ち上げて5弦の上を越えてから押さえます。

こうすることによって6弦と5弦が交差することになります。

交差した2本をまとめて弾くとあら不思議。

小太鼓のような音がします。

リズミカルに弾くことによって小太鼓パートが出てきたかのような演出ができます。

このテクニックを使う曲はタレガ作曲のグラン・ホタが有名です。

が、あまり身動きが出来ないため、これもギター合奏で飛び道具的に出てくることが多いでしょう。

また、一発芸で「除夜の鐘」と言って弾くとウケます!笑

小太鼓の音にも聞こえますが確かに除夜の鐘っぽくもあります。

実際、時計台の音を模して弾く現代音楽もあります。(題名は失念しましたが、、、)

ほぼ曲中に出てきませんが、一度どんな音が出るか試してみてください。

人工ハーモニクス

ハーモニクスは倍音だけを出すテクニックです。

ナチュラルハーモニクスと人工ハーモニクスの2つに分けられますが今回は人工ハーモニクスについて書いていきます。

ナチュラルハーモニクスについてはこちらの記事を参考にしてください。

クラシックギターでハーモニクスを弾くときのコツについて書いています。意外と大きな音を出すのが難しいです。参考にしてみてください。

人工ハーモニクスは左手の押さえているフレットの12フレット上でハーモニクスを出すテクニックで、押さえているフレットの1オクターブ上の音が出ます。

ナチュラルハーモニクスのように左手でハーモニクスポイントを押さえることができないので代わりに右手人差し指でポイントに触れ、薬指で弾弦します。

例えば11フレットを左手で押さえて、13フレット上を右手人差し指で触れ、右手薬指で断言します。これで13フレットの音をハーモニクスで出すことができます。

理論上このテクニックで全ての音をハーモニクスで出すことができるようになります。

最初はかなり不安定ですが慣れてくるとしっかり弾弦できるようになりますのでしっかり練習しておきましょう。

トレモロ(フラメンコ流、人差し指のみ)

一般的なトレモロ奏法については以前記事にしましたのでまだ見ていない方はこちらを参考にしてください。

クラシックギターのトレモロ奏法をマスターするための5つのコツについて書いています。代表的なテクニックでありながら安定して弾くのが難しいので是非一度試してみてください。

今回はフラメンコ流のトレモロと、人差し指だけで弾くトレモロについて書いていきます。

フラメンコ流トレモロ

フラメンコ流のトレモロは普通のトレモロよりキメが細かく、美しく聴こえますので興味がある方はチャレンジしてみてください。

普通トレモロはp,a,m,iの順番で16分音符で演奏しますが、フラメンコ流はp,i,a,m,i5連符

で演奏します。

スペインの巨匠イエペスはこのフラメンコ流のトレモロで弾いているのでとてもキメの細かい流れるような演奏です。

16分のトレモロに慣れてしまっている人は少しやりにくさを感じるかもしれませんがチャレンジしてみる価値はあるとおもいます。

しかし、5連符で慣れてしまうと16分で弾けなくなってしまったり、速い曲のトレモロがかなり大変になりますので注意が必要です。

人差し指のトレモロ

ギター合奏などでよく使われる人差し指だけで弾くトレモロもあります。

これは人差し指の爪を、エレキギターのピックに見立てて弾く奏法で、とにかく素早くピッキングする。ただそれだけです笑

人差し指に親指を添えておくと力が入りやすくていいでしょう。

コツはあまり強く弾きすぎないことです。

強く弾くと弦が大きく揺れてしまい、人差し指に触れると「ビョーン」と鳴ってしまいますので軽く細かく弾くといいでしょう。

番外編

左手の親指で押弦する

バリオス作曲の「郷愁のショーロ」に超ストレッチな押さえが出てきます。

1弦シ♭(6フレット)

3弦ド♯(6フレット)

4弦ソ(5フレット)

6弦(一音下げ調弦) ミ♭ (1フレット)

指が届かない人は低音を1オクターブあげて対応することもあるのですが、まさかの親指で61フレットを押さえる人がたまにいます。

ネック下から親指を出してきて押さえます。

あまりオススメはしませんが、視覚効果はあるので目立ちたい方はチャレンジしてみてください(笑)

斜めセーハ

これもたまに出てくる左手の特殊奏法斜めセーハ。

普通セーハと言ったら同じフレットを押さえるイメージですが指が足りない、音の流れを重視する等の理由で斜めにセーハします。

例えば1弦を8フレット、6弦を7フレットなどのように斜めに押さえてしまうことがたまにあります。

あまり出てきませんがこれも知っておくと何か役に立つ時が来るかもしれません笑

以上がクラシックギターの特殊奏法でした。

役に立つものからそうでないものまでまとめてみましたが笑

無駄にはならないと思いますのでそれぞれ試してみてください。

参考になれば幸いです。

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