前回は一音チョーキングと半音チョーキングでしたが、他にもチョーキングのバリエーションがありますので紹介していきます。
前回の記事をまだ読んでいない方はこちらから。
目次
ダブルチョーキング
2本の弦を同時に弾き、一方の弦だけをチョーキングして同じピッチにするテクニックです。
譜面上ではW.Cで表されます。(トイレじゃないよ)
画像のように2弦8フレットと3弦10フレットを押さえて、3弦だけチョーキングして同じピッチになるように持ち上げます。

このときに注意して欲しいのが人差し指がつられて上がってしまわないように!元の音が上ずって音痴に聞こえてしまいます。
やり方は普通のチョーキングと変わらず、余っている中指を添えて手首を捻るように弦を持ち上げます。
人差し指を動かしてはいけないのでいつもよりも指の力が必要になります。
最初は筋力が足りずにチョーキングがしにくいと思いますが何回もやっていくとだんだん持ち上がるようになってきます。根気よく練習してみましょう。
それでは早速譜面を見てみましょう。

2弦と3弦を使うダブルチョーキングはチューニングの関係上2フレットしか離れていないので比較的やりやすいです。
ダブルチョーキングは2音同じピッチにするんですが、ピッタリ合わせてしまうよりもわざと少し音程をずらした方がかっこいいときがあります。
ピッチがずれていると「グワングワン」と音が揺らぎます。効果音的に使うときもありますのでチョーキングの上げる速度を色々変えて練習してみるといいと思います。
それでは次に1弦と2弦のダブルチョーキングを弾いてみましょう。

1弦と2弦のダブルチョーキングは3フレット離れているので結構辛いです。
中指をしっかり薬指の近くにくっつけてサポートしましょう。かなりの力技ですのでたくさん練習しましょう。
ちなみにダブルチョーキングはほとんど1、2、3弦でしかやりません。低音弦だとかなり力がいるのと指が届きにくいからというのが理由だと思います。
ハーモナイズドチョーキング1
2本の弦を弾いて、ダブルチョーキングと同じように弦を持ち上げて、ハーモニーを作るテクニック。
ダブルチョーキングは同じピッチ、ハーモナイズドチョーキングは違うピッチと考えてもらえばいいとおもいます。

この場合小指とチョーキングした薬指の2音でハーモニーを作る。

これもダブルチョーキングと同じで小指の音が上ずらないように、小指がつられて動かないように気をつけましょう。これも小指が上下に動かせないため手首の捻りも大事だが指の力で上げるようなイメージ。

上の譜面を弾いて小指が動いていないか、ハーモニーは綺麗に響いているか確認しながら練習してみてください。
ハーモナイズドチョーキング2
ハーモナイズドチョーキングにはもう一つあって2本ともチョーキングします。これもかなりの力技ですのでしっかりと練習が必要かも!?

画像を見てもらうとわかる通り関節を伸ばして2本の弦を押さえるのが特徴。
いわゆる4度コードの形ですね(画像は2、3弦なので長3度ですけどね)
これをこの形のまま持ち上げてチョーキングします。サポートしている指も関節を伸ばしておきましょう。

腹で押さえているので弦が滑りやすいですが頑張って持ち上げましょう!
これは多くの場合半音チョーキングでしょう。これで1音チョーキングは厳しいです(笑)
どちらかというとハーモニーを綺麗に出すという感じでもないのでロックっぽければオッケー。使用頻度は少ないですが弾けるように練習しておきましょう。

上の楽譜は連続でチョーキングが続きますので弦が滑ってこないように練習しましょう。
チョーキングをマスターしたらヴィブラートにも挑戦してみましょう。
以上がチョーキングのヴァリエーションについての解説でした。参考になれば幸いです。
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