今回はシンコペーションについて書いていきたいと思います。
リズムにはオモテとウラがあるということは以前書きましたが、一般的にはオモテ拍に軽くアクセントがついています。(普段あまり気にしていないと思いますが)
ブリッジミュートで8分音符を弾いてみると
「ズンズンズンズンズンズンズンズン」のように太字のところに少しアクセントをつけて弾きます。このアクセントが前後にずれることをシンコペーションと言います。俗にいう「クッてる」ってやつですね。どうやってズレるかというと主に「タイ」で音を繋げた時です。
下のタブ譜をみてください。


1小節目の最後の音が次の音とタイで繋がれていて、三角形みたいなアクセントマークがついていますね。これはオモテのアクセントが前にずれたからです。
シンコペーションでアクセントの位置をずらすことでノリをよくしたり、キメに使ったりして平坦なノリに変化をつけることができます。
先日のパワーコードで出てきたタブ譜も実はシンコペーション。
https://iguitarlesson.com/power-chord-open-string/

2小節目「ジャジャンジャンジャンジャンジャ」というアクセントで感じる人はあまりいないでしょう。セオリー通り考えればアクセントの位置はあってますけど、「ン」は休符ですから表現しようがありません。
なので
「ジャジャンジャンジャンジャ」と弾きたくなっちゃいますよね普通。
これは本来休符の場所にあったはずのアクセントが前にずれ込んできたと考えられますね。
アクセント記号はついていませんがこういうところにも気をつけていけるとグッとノリが良くなりますよ。
さらにアクセントをつけたいときはブリッジミュートとの合わせ技。


このパターンもよく出てきますのでしっかり練習しておきましょう。
ノンミュートのところが明るくはっきり聴こえるように少しきつめのミュートをかけてみるとコントラストが出ていいと思います。
ピッキングもミュート部分は軽めに弾いてノンミュートを目立たせましょう。
シンコペーションで気をつけることが一つだけ。
リズムが崩れないように。
アクセントをつけようとすると力が入って先走って弾いてしまうことが多いです。メトロノームなどに合わせる練習も必ず取り入れましょう。また、タイで繋げた音の次の音は逆に遅くなってしまう傾向がありますので気をつけましょう。
以上がシンンコペーションの解説でした。参考になれば幸いです。
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