【初心者向け】アルペジオのコツとパターンをマスターしよう

今回はアルペジオについて解説していきたいと思います。

バッキングを弾くときに誰もが通る道アルペジオをしっかりマスターしておきましょう!

目次

アルペジオとは

アルペジオとは分散和音とも言われていて、

コードを左手で押さえておいてジャラーンとストロークするのではなく、

一定のパターンで一音一音順番に弾いていくこと

語源はイタリア語の「ハープ風に」からきている。

楽譜上ではarp.と書かれていることもあるけども、特に表記がないことが多い。

低音弦から弾くことあるし、高音弦から弾くこともある。

またアドリブ的に不定期なパターンで弾くこともありますね。

とりあえず左手のコードが合ってさえいればどの弦を弾いていても間違った音にはならない。

リフにもなるし、バッキングにもう使えるのでしっかりマスターしておきたいテクニックですね。

アルペジオの特徴

アルペジオの最大の特徴は弾いた音を次のコードチェンジまでしっかり伸ばしておくこと。

楽譜上では4分や8分で書いてあったとしてもしっかり伸ばして音を残しておく。

そうすることでコードの響きをしっかり残すことができます。

図で言うとこんな感じ。

小節の終わりまで伸ばすこともあるし、2拍でコードチェンジする場合もあるので、

その都度どこまで伸ばすかしっかり考えよう。基本的にはコードの変わり目。

特に開放弦の音が残ってたりすると次のコードとぶつかって汚くなる場合があるので要注意。

しっかり耳で聞いて必要ならミュートしよう。

(逆に残ってた方がかっこよくなる場合もある笑)

アルペジオのコツ

アルペジオを綺麗に聴かせるコツは主に2つ。

右手の振りはコンパクトに

アルペジオは弦を跨いで弾くことが多いのでなるべくコンパクトに振って次の弦に移動しやすいように意識してみよう。

まずは軽く弾くだけでOK。

なれてきたら段々強く、大きい音が出るようにしていこう。

左手は一発で押さえない

アルペジオはコード弾きと違って「時間差攻撃」が使える。

まずは最初に弾く弦を押さえて、次に弾く弦を押さえてといったように、順番に押さえていくことができるので左手はコード弾きよりも楽に押さえられるはず。

一発で押さえようとするとフレーズの変わり目でプツッと音が消えてしまうことが多いです。

なるべく音の響きが伸びるように左手を楽な順番で押さえていこう。

アルペジオを弾いてみよう

早速アルペジオを弾いていきますが

いくつか注意点があるので順を追ってみていきましょう。

まずは代表的なアルペジオパターンから覚えていきましょう。

譜面1 アルペジオパターン1

高音弦4本を使ったアルペジオパターン。

これはいくつかピッキングのバリエーションがあると思いますけど、下のパターンで弾いている人が多いのではないでしょうか。

全部弾いてみて自分にしっくりくる弾き方でいいと思います。

アルペジオの場合オルタネイトの

「アタマはダウン、ウラはアップ」

の原則が守られない場合が多いです。

ピッキングは縦方向の動きが苦手なので原則を守っていると弾きにくくてしょうがない場合があるので臨機応変にピッキングパターンを変えてみましょう!

譜面2 アルペジオパターン2

8分音符の基本アルペジオパターン。

これもいくつかピッキングパターンがあって基本はインサイドピッキングのパターン(下段)で弾く人が多いと思います。

インサイドピッキングについては下の「補足」を参照してください。

譜面3 アルペジオパターン3

これもよくあるアルペジオパターン。

オルタネイトで弾いても楽に弾けるので便利なアルペジオパターンとも言えますね。

譜面4 弦跳びアルペジオ

ローコードでのアルペジオパターン。

弦跳びがあるので結構ミスりやすいので何回も弾いて体で弦の幅を覚えましょう!

左手も「時間差攻撃」を使って次の小節までしっかり音が伸びるように気をつけよう。

譜面5 往年の名曲アルペジオ

レッド・ツェッペリンの「天国への階段」風アルペジオ。

ギタリストなら一度は弾いておきたいアルペジオフレーズですね。

スローテンポなのでピッキングはやりやすいパターンを自分で考えてみましょう。

譜面6 開放弦を含んだアルペジオ

ラルクの「虹」風のアルペジオ。

当時は上級者向けのフレーズとして話題となりました。

開放弦の響きがとてもうまく使われていてリフとしても教材としても言うことなし。

これは全てオルタネイトで弾くととても良い練習になりますのでチャレンジしてみてください。

補足

インサイドピッキングとアウトサイドピッキング

インサイドピッキングとはその名の通り弦をまたぐときに内側方向へのピッキングのこと。

例えば下のようなフレーズがあった場合はインサイドピッキング。

アウトサイドピッキングはその逆で外側方向へピッキングします。

どちらが正しいというのはないんですけど、インサイドピッキングが一般的だと思います。

人それぞれ弾きやすい方向がありますので、やりやすい方を選択してもらえばいいと思いますしフレーズによっても得手不得手がありますのであまり固執せず、やりやすいピッキングパターンを探しましょう!

筆者Rはと言えば、

速弾きはアウトサイドピッキング、アルペジオはインサイドピッキングが多いです。

指弾きもチャレンジしよう

ピック弾きについて言うと

アルペジオは実はスピードが出にくい、弾きにくい苦手ジャンルなんですね。

スウィープという手もあるんですが、小回りが利きにくいし難しいしで実用的ではないです。

と言うことで是非とも指弾きにチャレンジしてみてください。

クラシックギターも弾く者としては指弾きの便利さを知ってもらいたいのです。

セオリーは簡単

親指(p) 6〜4弦担当 もしくはルート音担当

人差し指(i) 3弦担当

中指(m) 2弦担当

薬指(a) 1弦担当

これだけです。

上の譜面を是非この指の担当で弾いてみてください。

慣れてくればピック弾きよりも楽に正確に速く弾けるようになります。

まあ音質は少し変わってしまいますが、是非とも取り入れてみてください。

アルペジオ まとめ

アルペジオはしっかり音を伸ばして響きを聴かせよう。

自分のやりやすいピッキング方向を探してみよう。オルタネイトの原則は忘れて。

一発で押さえなくても大丈夫。まずは弾く弦から押さえていこう。

指弾きもマスターすれば難しいアルペジオパターンも怖くない。

以上がアルペジオパターンについての解説でした。

参考になれば幸いです。

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