TAB譜の読み方

今回はタブ譜の読み方について解説していきます。

タブ譜の読み方

五線譜は学校などで習うおなじみの音の高さを示す楽譜ですが

タブ譜はギターの押さえるフレットを示す楽譜のことです。

上の五線譜はその名の通り横棒が5本、

下のタブ譜はギターの弦を表していますので6本です。

上から1弦を表してていて、一番下が6弦を表しています。

線の上にはおたまじゃくしの代わりに数字が書いてあります。この数字が押さえるフレットを示しています。

1番上の線に5と書いてあれば、「1弦の5フレットを押さえてね」ということですね。

このタブ譜通りに弾くとドレミファソラシドになります。

試してみてくださいね!

押さえるフレットはわかったけれども音の長さはどう書いてあるのか。

フレットの数字に縦棒があれば4分音符=1拍

旗がついていれば8分音符=4分音符の半分の長さ=0.5拍

旗が2本ついていれば16分音符で=8部音符の半分の長さ=0.25拍

この楽譜は4分の4拍子なので1小節の中に4分音符4つ分の長さが入ります。

1小節目をみてみると4分音符2つ=2拍

8分音符4つ=0.5×4=2拍

しっかり4拍になっていますね。

2小節目は自分で4拍になっているか確認してみてくださいね!

見落としがちなのがロングトーンです。

縦棒があって数字が丸で囲まれていたら2分音符=2拍伸ばします。

数字が丸で囲まれているだけなのが全音符=4拍伸ばします。

しっかり違いを覚えてくださいね!!

「この音だけ丸で囲まれているんですけど何か意味があるんですか?

弾き方が違うんですか?」と疑問をぶつけてくる方が。

ただの2分音符もしくは全音符ですよと教えてあげると「知りませんでしたー!!」という方が結構いらっしゃいます。

まあ確かに雰囲気でだいたい読めるので仕方ないですが。

ちなみに付点といって点がついていると長さが1.5倍になります。

4分音符についていると1.5拍、

2分音符についていると3拍伸ばすことになります。

タブ譜の良いところは初心者でもとにかくすぐに押さえる場所が視覚的にわかってとっつきやすい部分でしょう。また、変則チューニングもなんのその、とりあえずフレット通りに弾いておけば大丈夫です。

タブ譜のデメリット

しかしそんなわかりやすいタブ譜もデメリットがあります。

まずは、何の音を弾いているかがわからないことです。

タブ譜は書いてあるフレットを押さえて弾けばいいだけなのでその音が何の音かわからなくても曲が成り立ってしまいます。

クラシックギターでは基本タブ譜は使わず楽譜を用いて練習していきますのでどのフレットが何の音なのかがリンクしています。

(最近はクラシックギター曲もタブ譜併記のものもありますが・・・)なのでタブ譜しか読んだことのない人は「ソを弾いて」と言っても「わからないからフレットで言って」ということになってしまいます。

また、臨時記号や調性などの音楽的要素がわかりにくいということも挙げられます。

エレキギターやアコースティックギターでは基本的にタブ譜が使われます。

それは決して悪いことではないですが、タブ譜に弱点があることは覚えておいてもいいと思います。

興味のある方はある程度上手くなったら楽譜でも読む練習をすることをお勧めします。

タブ譜ではわからなかった発見があると思います。

以上がタブ譜の解説でした。

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