【名著】成功する音楽家の新習慣を要約 練習の仕方を見直して効率アップ 伸び悩み解消

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成功する音楽家の新習慣を要約

成功する音楽家の新習慣を要約

今回は普段の練習を効率的にするために書かれた良書

「成功する音楽家の新習慣」を紹介したいと思います。

300ページ以上に渡って練習の仕方、本番の迎え方、音楽家としての心構え、休憩の仕方など

事細かにまとめられています。

是非一度読んでいただきたいと思いましたので今回一部を要約。

第1部の第1章のすぐに役立つ練習方法について取り上げます。

主にクラシック系の楽器を対象として書かれていますがエレキギターやアコースティックギターにも応用可能です。

この本の内容は大きく3つに分かれています。

第1部

1章 準備を整える

2章 深く練習する1

3章 深く練習する2

4章 深く練習する3

5章 深く練習する4

6章 グループでの音楽活動

第2部

7章 演奏不安とは何か

8章 パフォーミングアーティストになるには1

9章 パフォーミングアーティストになるには2

10章 パフォーミングアーティストになるには3

11章 プロらしく演奏するには

第3部

12章 故障を防ぐ

13章 故障を防ぐ2

14章 生徒として成功する

という内容になっています。

多くの方が気にしている練習の効率、伸び悩みについて書かれている

第1章にフォーカスして要約していきます。

練習上手になるには

音楽という旅では、どこを目指すにしても、そこに至る道はただ一つ、練習だけだ。中略

だがむやみに練習すれだいいというものではない。

練習は音楽家の生活にとって極めて大切な位置を占める。それなのに練習が「苦行」扱いされることがあるのはなぜだろう?著述家エディス・ハミルトンがこの疑問に答えている。

「辛く感じるのは、苦行ではなく表面的な作業である」

13~14ページからの引用

ただひたすらに反復練習ばかりで練習が辛く感じる

または、ある程度上達してくると目新しい刺激や達成感を見つけることができなくなりマンネリ化してしまうということがおきます。

それはただの作業になってしまっていないかもう一度確認することが重要であると本書は説いています。

個人的な達成感、上達している実感とは別にもう一つの醍醐味として人前で演奏することが挙げられます。

上達したから人前で弾いてみようというところから、

人前で弾くための準備や音楽性を高める練習が大事であるとも主張しています

(音楽的な練習については第2章以降に事細かに書いてあります)

「音符を覚えて体に動きを覚えこませてミスなく人前で演奏する」ところから脱却してより音楽の本質について考えて欲しいというメッセージが込められています。

それではどのように練習して行ったら良いのか?

練習環境を整える

練習場所は自分の生産性を最大限に発揮できるように整えなければならない

15ページより

・体にあった椅子

・譜面台

・筆記用具

・メトロノーム

・鏡

・レコーダー

・楽器スタンド

・飲料水

・静けさ

などが挙げられています。

スマホは入っていませんでした(笑)

この中でやはり大事なものは静けさ。

スマホの着信が気になったり、テレビを見ながらの練習になってしまっては

どうしても音に集中することができません。

練習するときは静けさに注意を払って自分の音に集中してみましょう。

練習の5つの領域

本書では練習に取り組むに当たって

・新曲

・完成度を高める曲

・発表用の曲

・テクニック

・音楽的能力

に分けてみることを勧めています。

新曲ではゆっくり丁寧に譜読みして曲の全体像を掴みながら演奏する。

完成度を高める曲では曲の解釈、和音の響きや機能について考えたりと少し深掘りしていく段階に進み、

発表会用の曲ではもう一度読み間違いや覚え忘れがないか確認していく。

テクニックについては自分の技術的に向上できる曲を選んで自分の限界を少しずつ上げていき、

音楽的能力については初見の曲を積極的に弾いたり、まだチャレンジしたことのない曲で音楽性を広げたり、と1曲ごとにテーマを決めておくと「自分が今どんな練習をしているかが明確になる」と言っています。

ついつい自分の憧れの曲、好きな曲、かっこいい曲を手当たり次第に弾いてしまいがちですが

自分に足りない技術はどのようなものか、

この曲は自分の実力に対して難しすぎないか、

簡単な曲でも音楽的にしっかり解釈できているかなど

もう一度自分のレパートリーを見つめてみることも大事なのではないかと思います。

練習の計画を立てる

前述の5つの領域についてメモしておくと日々の練習メニューがわかりやすくて良いと提唱しています。

例えば新曲の段階にあるのはA曲

テンポを落として弾くのはB曲

のように明記しておくことでテーマもはっきりし、練習のし忘れも防げます。

レパートリーが多くなってくると意外と自分がどの曲をどのくらいの程度で弾けてるのかわからなくなってしまったり、うっかり練習し忘れていたりするものです。

紙に書いておくことで日々の練習の充実度を上げられると思います。

練習スケジュールを組む

規則正しく練習する

自分の体力の限界をしっかり見定めて常に練習量を一定にすることを心がけるべきだと書かれています。

確かに本番前だからと長時間練習下はいいものの手首が痛くなって本番で実力を発揮できなかったらり疲れて筋力が下がってしまったりと無理をするとろくなことがありません。

発表会用の曲は長期的に練習し無理が出ないようにスケジューリングするのが良いのではないでしょうか。

本書では演奏家でも週に1度は休む日、またか軽めの練習日を設けるように提唱しています。

短めの練習を何度か行う

一気に練習するのではなく朝と夜に分けるなどなるべく長時間の練習を避けるようにと書かれています。

自分の知らないところで疲れは蓄積していくものなのでなるべくリフレッシュするように勧めています。(正しい体の使い方や休み方なども第3部で細かく紹介されています)

休憩を取る

本書では1時間に10分の休憩を取るように勧めています。

練習に夢中になってしまう人ほど休憩を忘れてしまい、故障の原因になってしまいます。

日頃の練習から休むことも練習の一部だと言い聞かせておきましょう。

少しずつ練習時間を増やす

音大生レベルの個人練習で2〜3時間が普通、

演奏家であっても上限は5時間にすることを勧めています。

本番前であっても長くて日頃の10%程度に収めておかないと故障の原因になると言っています。

自分自身でも一日8時間の練習を続けたことがありますが日に日にパフォーマンスが下がっていったのを覚えています(笑)

練習時間で達成感を得るのではなく、練習内容を充実させることでより成長できるのではないでしょうか。

面白いことに演奏フォームを変えるときは一度練習時間を減らし徐々に体をなじませるように勧めています。

これは体を使った練習のみで、演奏しない譜読みやイメージトレーニングはこの限りではないということです。

新曲の選び方

好み

まずは自分が好きな曲であることはモチベーションをあげるのに大事な要素です。

先生についている場合はいくつか候補をあげてもらいその中から好みに合ったものを選んでみましょう。

実力

基本的な力を磨くためには自分の実力に合ったレパートリーを選ぶことが肝要だと書かれています。

練習時間を増やしすぎずに本番までにしっかり仕上げられるかどうか、

極端に実力以上の曲ではないか

選曲するときにはこの2点に注意してみましょう。

実力以上の曲で本番を迎えてしまうと本番が怖くなったり自信を失ったりとあまり良いことが起きないでしょう。

こう思う方もいるかもしれない。

「無理なく演奏できる曲ばかり練習していて上達できるんだろうか?

自分の限界に挑まないといけないのでは?」

もちろん自分の限界には挑むべきだ。

中略

だが、まだ曲をよどみなく演奏できるだけのスキルがなくプレッシャーだけを感じてしまうような段階では、練習するレパートリーは確実に扱える範囲を超えてはならない。

25ページより

舞台上でのパフォーマンスをあげるためには無理なく演奏できる範囲での選曲を強く勧めています。

そして本番に対しての心構えについては第2部で細かく説明されています。

自分の演奏を録音する

これはとにかく客観的に演奏を見ることができるという点に集約されます。

演奏している時の感覚と、客観的に聴いた時の強弱やテンポの揺らぎなどはかなり違って聞こえます。

練習や先生のレッスンを録音して聞き返すことでも効率が高まると書かれていますので

是非一度お試しください。

最後に

本書は漠然を感じていたことを明文化して再認識させてくれます。

また「深く練習する」ということ

「音楽的な練習とはどういうものか」ということを

明確に伝えてくれますのでぜひ一度読んでみてください。

練習の仕方、練習の習熟度がきっと上がるはずです!!

長文を読んでいただきありがとうございました。

練習についての記事はこちらも参考にしてくださいね。

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