クラシックギタリスト必携爪やすりThe SoundFile®使い方と感想

今回はクラシックギタリスト必携 新発売の爪やすり「The SoundFile®」を紹介したいと思います。

当ギター教室で生徒さんに紹介したところ、とても好評で、使いやすく仕上がりがとても良いです。

「めんどくさい爪磨きが楽しくなった!」という声もいただきました。

商品の紹介と爪の磨き方もレクチャーしていきますので最後まで読んでいただければ幸いです。

ギタリスト専用爪やすりThe SoundFile® アフリカン・パドゥク

目次

アメリカ発の爪やすり

サウンドファイル®はギタリストとして活躍するアメリカのマックス・ブレナーが、ギタリスト用に開発した全く新しい爪ヤスリです。ナノテクノロジーを用いて開発されたガラスヤスリと、サファイアメタルを用いたメタルヤスリの二種類があります。発売以来、プロのギタリストの圧倒的な支持を得、現在では、スコット・テナント、ラファエル・アギーレを始めとしたトップギタリストが愛用しています。世界のプロの間で話題沸騰の新進ブランドがついに日本上陸です!

引用元 ロッコーマン株式会社ホームページより

泣く子も黙る超絶ギタリスト、スコット・テナントとラファエル・アギーレが愛用しているということで、その仕上がりの良さは折り紙付き。

実際に触ってみると、ざらざらとした質感で「本当にこれで良い音が出るんだろうか?」といった印象でした。

しかし磨いてみてびっくり!磨いた爪の断面がピッカピカになっている!

これには本当に驚きました。弾弦してみるとしっかりやすりがけした音が出てくれます。

個人的にはキンキンした音になりがちだったので、まろやかな音がお好きな方は定番商品「タミヤの2000番」で仕上げると良いでしょう。

おしゃれなデザイン

ギタリスト専用の爪やすりということでしっかりとした持ち手がついています。

ロゴが付いていておしゃれな印象ですね。ギターと爪やすりが共存しています。クラシックギターと爪やすりが切っても切れない関係にあることを暗示しているのでしょう。

昔は100均に売っている女性用ネイルケア用品のブロックバッファーを使っていましたが、これだとピンクだったりサイズが大きかったりで舞台上でササっと取り出して磨くのも憚られましたが、The SoundFile®のサイズですとポケットに忍ばせておくこともできますし、目立たずに微調整もできそうです。もちろん演奏中に出番がないに越したことはありません。

自分好みの取手の色を選択できるのも良いですね。

自分はアフリカン・パドゥクという木材を選びました。メイン楽器の表板が杉なので、杉っぽいデザインで統一しました。

実際の使用感

The SoundFile®のガラス爪やすりは両面とも使うことができ、同じ粗さになっています。

傷がつかない限り半永久的に使えますので経済的。

硬い床に落としてしまうと割れてしまう可能性がありますのご注意を。(生徒さんで実際に割ってしまった方が・・・)

磨いてみると木工用紙やすりで言う400~600番くらいの粗さに相当する磨き具合。結構ガリガリ削れていきます。

しかし断面を見てみるとピッカピカになっているのが不思議です。

軽く削っても強く削っても仕上がりはいつも同じ。

恐るべしナノテクノロジー!

写真では伝わりにくいのですが爪の先端が光っているのがわかると思います。

爪の磨き方

それでは実際にどのように磨けば良いのかレクチャーしていきます。爪磨きは良い音を出すために本当に大切です。どんなにうまい人でも爪がガタガタでは良い音は出せません。逆に言えば爪さえしっかり磨いていれば初心者でも良い音が出ます。

音は磨きが9割。

そう覚えておきましょう!!

1. 爪の形を整える

まずは爪の形を整えましょう。人によって色々と好みが分かれると思いますが、特にこだわりがなければ指の形と並行になるようにきれいな山形にしましょう。

ここで気をつけたいのはきれいな曲線にすること。優しく磨いて角がないきれいな曲線を作りましょう。

2. 45°の角度をつけて磨く

爪の形が決まったら断面を磨きます。弦が当たる指の腹側をていねいに磨いていきます。

画像のように45°の角度をつけることで爪が弦から素早く離れて立ち上がりの良い音になります。

まずは45°から始めてみて、角度を色々と調整して自分好みの音を探してみましょう。

先端を薄くしすぎると割れやすくなりますので程々に。

3. 仕上げはタミヤの2000番

The SoundFile®だけでも立ち上がりの良い音になりますが、さらに太くふくよかな音が欲しい方は、言わずと知れた「神やすり」タミヤの2000番で仕上げると良いでしょう。自分はこの方法で仕上げています。

The SoundFile®で磨いた部分は鋭角になっていますので尖った部分を紙やすりで丸くするイメージです。

最後の一手間をかけるだけで音色が変わりますので試してみてください。

The SoundFile® まとめ

・アメリカ発 ギタリスト専用のガラス爪やすり

・ナノテクノロジーが使われており、しっかり削れるのに断面がきれいに整う

・おしゃれで使いやすく、これ一本で爪磨きができる

・さらにこだわる人はタミヤの2000番で仕上げよう

一人でも良い音が出せるようになれば嬉しいです。

以上、The SoundFile®についての解説でした。

同じシリーズでメタル爪やすりも発売されているようで、こちらは裏表で粗さが違うとのことです。

まずは安い方で試したい方はこちら。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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